MSW-3002は矩形波(両極)を連続して出力することの出来る溶接電源です。
特長
- ピーク電流可変方式により、溶接の溶け込みが制御可能。
- 電流の立ち上がりが短く、チリやバリの少ないきれいな溶接が得られる。
- インバータ式に似た電流波形が得られる。
- プラス極・マイナス極方向に任意に電流・通電時間・パルス幅を調整できる為、板厚の異なった溶接に効果あり。
- アルミや銅などの固有抵抗の低い材質に対しても効果あり。
- シリーズ溶接の時、プラス・マイナス1パルスづつ流すことで、2つのナゲットの大きさを同じにすることが出来る。
- 電源の左脇に端子が出ていることで、2次導体の取り回しがよく、効率の良い設置が出来る。
MSW-3002波形(矩形波)
プラス波形・マイナス波形の1SETで1サイクルです。最大99サイクル通電出来ます。 波形と波形の隙間はクール時間で100μsで固定値です。 パルス幅・サイクル数・電流値を調節することで、多種ワークへの対応が出来ます。 マイナスのパルス幅・電流値を0にすれば、1パルスの微細型直流電源としても使用できます。
下図の波形の場合は4サイクルです。
仕様
形式 | MSW-3002 |
入力電源 | AC100V/200V 50/60Hz |
入力容量 | 0.5KVA |
溶接エネルギ | 80Ws MAX |
最大電流 | 3000A |
スロープ | サイクル数:2サイクル 固定 パルス幅:1サイクル50μs 2サイクル 100μs 固定 クール時間:1サイクル50μs 2サイクル 100μs 固定 |
メイン部 | サイクル数:1~99サイクル可変 パルス幅:1パルス 50μs 1~99パルス 可変 クール時間:100μs 固定 |
出力電圧 | 0~24V |
簡易下限モニタ | 方式:溶接電流ピーク値比較方式 設定値:下限値 表示:GO→緑 NG→赤 出力:NG時 100ms オープンコレクタ方式 ブザー:NG時 100ms |
電源レディ | 通電OK時 点灯 |
冷却方法 | 強制空冷 |
寸法 (mm) W×H×D | 320×500×420 |
重量 | 約44Kg |
※「溶接について」のMIROウェルダーも参照ください。