MIROウェルダーはマイクロ電子のオリジナル溶接電源で、矩形パルスをプラス・マイナス両極性に連続して出力できる溶接電源です。
矩形パルスは立ち上がりが速いために、異種金属や板厚の異なったワークなどに効果があります。
電池のタブ付けなどのシリーズ溶接では2つのナゲットの大きさをほぼ同じにする効果もあり、安定した溶接が実現しています。
上記アニメはトータル4パルスの通電モデルです。
パルスのひとつひとつは0~4.95msecまで(50μsec毎に)可変出来ます。(プラス・マイナス個々に設定可能です。)
プラス(上側のパルス)とマイナス(下側のパルス)で1セットで1サイクルとして、最大99サイクルまで出力できます。
マイナスをゼロに設定すれば、プラス側のみの通電も可能です。もちろんマイナスのみも可能です。
と多彩な通電のバリエーションがあり、多くのワークに対応できます。(下記に「コントロール要素」を記入します。)
【MSW3002波形】
コントロールの要素(MSW3002)
【電流値の設定】
- プラス側・マイナス側とも個々に電流値の設定が可能です。(ワークの板厚が異なる場合などに効果があります。)
【通電時間の設定】
- プラス側・マイナス側とも個々にパルス幅(通電時間)を設定することが出来ます。
- パルス幅の設定範囲はプラス・マイナスともに0~4.95msecで50μsec毎に設定可能です。
- プラス・マイナスのパルスの1セットで1サイクルとし、それを99サイクルまで通電することが出来ます。
- プラスのパルスのみまたは、マイナスのパルスのみの出力も可能です。
- パルス間のクール時間は100μsecに固定されています。
MIRO-501について
MIRO-501はMIRO波形(矩形パルス)を1パルスのみ出力できる溶接電源です。
MSW3002同様に立ち上がりの速いパルスは瞬時に溶接出来るのでチリやスパッタを少なくすることが可能です。
細かく通電時間をコントロールできるので、溶接条件の微調整が可能になり、より美しい溶接が可能です。
【MIRO501波形】
コントロールの要素(MIRO-501)
【電流値の設定】
- ボリュームつまみで0~50Wsまでコントロール出来ます。(コンデンサ式同様に電流値は蓄電量のWsが単位です。)
【通電時間の設定】
- ボリュームつまみで0~10msecまでコントロール出来ます。
※電源の選択など、ご相談いただければアドバイスさせていただきます。
※製品案内→抵抗溶接電源シリーズ→MIROウェルダ MSW-3002/ MIROウェルダ MIRO-501も参照ください。